南島原・山本です。
冬が近づいて夕暮れが早くなり、
人の往来が多くなる時間と日没が重なる時期となってきました。
警察庁は2012年、夕方に起きた死亡事故を月別に初めて
調査したところ、9 月から急増する傾向にあることがわかりました。
原因としては、人の往来が多くなる時間帯と日没の時間が
重なるからではないかと言われているが、もうひとつ、夕方
に入ると視力が大きく低下することも理由としてあげられる。
夕方の明るさは昼間に比べて1/10~1/1万に低下する
夕方の明るさは最大で 1 万分の 1 に低下します。
実際に調査したところ、視力も明るい時が 1.5 だったのに比べ、
夕方の暗さで調べると 0.9 まで低下していた。
明るさが低下すると瞳孔が開き、より多くの光を取り込もうとするが、
目の中にある水晶体の底にある凹凸の部分に光が多く当たるため、
視界がぼやけて見えるようになってしまう。
これを「夜間近視」と呼びます。
対向車が走り去った後の暗い右側の場所が一番見にくく
直線では運転者は左側を気を付け、右側はあまり見ないといわれます。
さらに対向車のライトによって、対向車が通り過ぎたあとの暗いところは見えにくくなります。
車からみて道路の右側から横断する歩行者の事故が多くなるといいます。
歩行者も夕方は速度感、距離感がつかめず判断ミスすることが多いそうです。
◆ドライバーの注意点
・直線道路での油断は禁物
・右からの横断者に気をつける
・ヘッドライトをこまめに切り替える(対向車がいない場合はハイビームに)
◆歩行者の注意点
・無理な横断はしない
・明るい服装などで存在を知らせる
反射材が有効、カバンにつけるような小さな反射材でも十分に役立ちます。
事が起こってからの活動とともに、リスクマネジメントの観点から、
「未然に防ぐ」リスクコントロールについて継続してお伝えしております。
-
最近の投稿
カテゴリー
アーカイブ